帽子の品質表示について

中央帽子㈱
㈱エクレティコ

消費者トラブルを未然に防ぐために、家庭用品品質表示法の指定品目に帽子が追加されました。また、消費者の方にとって分かりやすい表示になるように、繊維の名称を示す指定用語が整理されます。
これに従い、中央帽子としては、正しい情報を分かりやすくお客様に伝えるために、家庭用品品質表示法に基づいて表示を行っています

目次

定義

    「帽子(令別表第一号(一)に定める糸を表生地の全部又は一部に使用して製造したものに限る。)」を表示の対象とします。 ここにいう「帽子の表生地」とは、帽子の頭、つば、ひさし、つば裏、ひさし裏に使用する生地をいいます。両面が使用される帽子(リバーシブル)は、両面を表生地とみなします。
    また、ここにいう「帽子」とは、日常的に使用される通園通学帽子、運動帽子、スポーツ・レジャー用帽子(野球帽子、テニス帽子、ゴルフ帽子、水泳帽子等)、防暑防寒帽子、タウンハットその他これらに類する帽子をいいます。一般消費者が通常生活で使用する可能性がある状態で販売されるものは対象となります。 特に装飾性の高い帽子、業務用として用いられる帽子、サンバイザー(業務用として用いられないものも含む。)、麦わら等の天然草木、皮革、合成皮革及びフェルト製の帽子並びにゴム製の水泳帽子は対象とならず、任意表示(※)となります。 ※但し、中央帽子としては可能な限り表示対象としています。

表示すべき事項

  1. 繊維の組成(表生地)
    • 組成繊維である全ての繊維の名称を示す用語に、それぞれの繊維の混用率を%で示す数値を併記して表示します
    • 繊維の名称を示す用語は『繊維製品品質表示規程 別表六(PDF)』で定められている指定用語を使用します。
    ※「組成繊維中における混用率が5%以上の装飾・付属品については表示します。 ※但し中央帽子は裏地と、組成繊維中における混用率が5%以下の付属品も判る限りは表示しています。(表示例-1)
  2. 家庭洗濯等取扱方法
    • 家庭における洗濯処理、漂白処理、乾燥処理、アイロン仕上げ処理及び商業クリーニング処理に関する取扱方法の表示については、取扱表示を用いて、JIS L0001 4・1及び4・4の規定に準じて表示します。
  3. 表示者の氏名又は名称及び連絡先(住所又は電話番号)
    • 表示事項は表示者名(氏名又は名称)、連絡先(住所又は電話番号)を付記し、製品ごとに消費者の 見やすい箇所に分かりやすく記載します。輸入品の場合は、日本国内に営業拠点のある事業者(輸入業者、販売業者、表示業者のいずれか)が表示者となります。
    ※中央グループは住所及び電話番号共に表示しています。(表示例-1) ※表示者名の記載は、社名・団体名は法人登記された正式名称で記載しなければいけません。ブランド名は認められていません。 ※「株式会社」を(株)、「有限会社」を(有)と省略することは認められています。
※これらとは別に中央帽子では、消費者の方への情報提供として下記の項目も併記しています。
  • 原産国表示(景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)上、「商品の原産国に関する不当な表示」において一定の基準があります)
  • サイズ(編地など表記しない場合もあります)

表示の方法

  1. 表示の方法は、組成の繊維は見やすい箇所に分かりやすく表示します。 (下げ札でも縫い付けラベルでも良い) 但し、洗濯表示は縫い付けでなければいけません。両面(リバーシブル)帽子、縫い付けにより損壊するおそれがあるオーガンジーなどの薄い素材の帽子については、貼り付けや下げ札による表示ができます。 ※ただし、袋への貼り付けや下げ札の投げ入れは、不適正となります。
  2. 特殊な表示方法として、組成繊維中の混用率の大きいものから順次繊維の名称を示す用語を列記する方法。又は、組成繊維中の混用率の大きいものから少なくとも2種類以上の繊維の名称を示す用語を順次列記し、当該用語の次にその他のものを「その他繊維」又は「その他」として一括して記載する方法が認められています。 (表示例-2)
    ※ただし、その組成繊維中における繊維が2種類以上のものに限ります。
※中央グループとしては「その他」という表記はなるべくせず、判明している繊維の名称は表示しています。

繊維の名称を示す指定用語について

  1. 『指定外繊維』の用語が廃止されました。指定外繊維とは「家庭用品品質表示法によって指定されていない用語」のことです。指定用語にない繊維は、以下の分類名等を用いて表示しています。
    ・分類名:植物繊維、動物繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維、無機繊維 *上記以外は「分類外繊維(○○)」と表示します。○○は「繊維名」または「商標」が入ります。○○が不明な場合は、省略することができます。
  2. 指定用語「麻」に「亜麻」「リネン」と「苧麻」「ラミー」が追加されました。
    *中央帽子では『麻』で統一しています。また、「プロミックス」、「ポリクラール」が削除されました。
  3. 毛の種類で、指定用語にないその他のものについては「毛」という表記でしたが、その繊維の名称を用語又は商標を、括弧を付して付記できるようになりました。(表示例-3)
  4. 指定用語に列挙されている繊維を使用して製造されていない、例えば麦わら等の天然草木については、家表法上、表示対象外であるが、製品の情報提供のため、任意表示として「天然草木」又は「天然草木(麦わら)」と記載しています。
    (括弧書きについては任意表示であり、天然草木の種類を示す用語を適切に表示することができます)(表示例-4)
  5. 紙繊維(シート状の不織布を除く)を使用して製造された帽子については、家表法上、表示対象外ですが、製品の情報提供のため、任意表示として、「分類外繊維(紙)」と記載しています。(表示例-5)

雑貨工業品

    • 合成皮革製の衣料及び手袋の材料の種類について、『人工皮革』と『合成皮革』は判別が難しく、また、それぞれで取扱上の注意が大きく変わるわけではないことから判別が不能な商品の人工皮革は『合成皮革』と表示できるようになりました。

取扱い絵表示

JIS L 0001(繊維製品の取扱いに関する表示記号及び表示方法)に準じます。
※平成28年12月1日より規格が改正されました。(新旧対比表PDF)

帽子は立体的な構造の為、洗濯をすると他の繊維製品より変化が大きく、完全な原形を保つことはかなり難しいことですが、実際に洗濯検査を実施し、使用素材や用途、デザインなども考慮して最適な絵表示を選択しています。
また、デザインや素材の特性上、洗濯が全くできない帽子もあります。

分類 図柄 図柄の意味
(1)洗濯処理
(水洗い)
190 液温95℃限度、洗濯出来る
170 液温70℃限度、洗濯出来る
160 液温60℃限度、洗濯出来る
161 液温60℃弱い洗濯ができる
150 液温50℃限度、洗濯出来る
151 液温50℃弱い洗濯ができる
140 液温40℃限度、洗濯出来る
141 液温40℃弱い洗濯ができる
142 液温40℃非常に弱い洗濯が可能
130 液温30℃限度、洗濯出来る
131 液温30℃弱い洗濯ができる
132 液温30℃非常に弱い洗濯が可能
110 液温40℃限度、手洗いができる
100 家庭での洗濯禁止
(2)漂白処理
220 塩素系及び酸素系漂白剤の使用が可能
210 酸素系漂白剤は使用可能、塩素系漂白剤は使用禁止
200 塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止
(3)タンブル乾燥
320 タンブル乾燥ができる(排気温度上限80℃)
310 低い温度でのタンブル乾燥ができる(排気温度上限60℃)
300 タンブル乾燥禁止
(4)自然乾燥
440 吊り干しが良い
445 日陰の吊り干しが良い
430 ぬれ吊り干しが良い
435 日陰のぬれ吊り干しが良い
420 平干しが良い
425 日陰の平干しが良い
410 ぬれ平干しが良い
400 日陰のぬれ平干しが良い
(5)アイロン仕上げ
530 200℃を限度、高い温度(180℃~210℃)で掛ける
520 150℃を限度、中程度温度(140℃~160℃)で掛ける
510 110℃を限度、低い温度(80℃~120℃)で掛ける
500 アイロン仕上げ禁止
(6)ドライクリーニング
620 ドライクリーニングができる。溶剤はパークロロエチレン又は石油系のものを使用する
621 弱いドライクリーニングができる。溶剤はパークロロエチレン又は石油系のものを使用する
610 ドライクリーニングができる。溶剤は石油系のものを使用する
611 弱いドライクリーニングができる。溶剤は石油系のものを使用する
600 ドライクリーニング禁止
(7)ウエットクリーニング
710 ウエットクリーニングができる
711 弱い操作によるウエットクリーニングができる
712 非常に弱い操作によるウエットクリーニングができる
700 ウエットクリーニング禁止

絵表示組合せ·表示例